祖父の葬儀②

父の葬儀①の続きです。

今回は、私が葬儀社に勤めており
ある程度知識もあり、
コミュニケーションをうまくとれたので
希望通り終わりましたが
もし、自分に葬儀の知識がなかったら
どうしていただろうと今でも思います。
事前に家族で話し合っておく
葬儀社の説明を受け選んでおくことの
大切さを改めて感じました。

それとは別に葬儀社として考える
ことがありました。
私は葬儀とは
・祭壇をしっかり飾ること
・納棺師をよんできちんと納棺すること
・たくさんの思い出の品を用意して
 皆様に見ていただくこと
・司会者を入れて儀式を厳かに
 行わなければならないこと
・機能の整った斎場を使うこと
が故人を悼み弔う上で大切だと思ってましたが
祖父の葬儀では祖母の希望で
そのすべてがありませんでした。
・祭壇自体飾らなかったこと
・化粧も旅支度も納棺も自分たちで
 執り行ったこと
・思い出の品のお飾りをしなかったこと
・司会者を入れなかったこと
・自宅だったこと

どちらかというと、日常の延長線にある
葬儀でした。
何一つ特別なことはしておりませんし
葬儀に必要な最低限のもの以外
何一つ費用の掛かることはしておりませんが
あたたかく、ゆっくり祖父を送り出せました。
豪華な祭壇も派手な演出も私たちの家族には
特に重要ではなかったのです。
そんなことよりも何もしない、ただそばにいる
時間や空間の方が重要なことでした。
家族の考え方があるのでなんとも言えませんが
このようなご葬儀も一つの提案としては
いいなと思いました。

お寺もどうしようかと最初は悩んで
おりましたが、
死者を弔う一つのカタチや区切りとして
お寺を呼んで儀式を執り行ったことは
よかったと思います。
宗教者を呼ばないにしろ焼香や献花など
弔ったというカタチに残ることはした方が
いいのではないでしょうか。
もしそれがないまま御出棺のみであったら
しっかりお別れできたとは言えなかった
かもしれません。

祖父の葬儀はイレギュラーな例です。
孫である私が葬儀社に勤めていたことや
自宅で出来る条件が整っていたので
そのまま出来ましたが
通常は
葬儀スペースの確保
駐車場
トイレ
冷暖房
片付け
おもてなし
近隣への配慮
椅子がない
など
色々なことを考えると
遺族が故人を悼み弔うことに
集中していだだくために
葬儀場があるので
専用の施設で執り行った方が
ゆっくりお別れできるのかなとは
思っております。

最後は自宅でと強い想いがある方は
前もってデメリットも考えておく必要があり
最近自宅葬自体少ないので
信頼できる葬儀社さんを探しておかなければ
いけません。
自宅葬などは老舗葬儀社さんの方が
経験もありしっかりしていると思います。


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