ご遺体の変化(死後硬直)

ご遺体の知識

死後硬直は死後3時間ほどで
下顎の硬直が確認され
全身へと広がっていきます
(上から下へ)
12時間から20時間ぐらいが
硬直のピークと言われます

死後硬直は個人差が
激しい変化のひとつであり
硬直がない方もいるし
死後すぐ発生する方もいます
通常は
女性よりも男性
老齢よりも若年
の方に強く表れます
つまり筋量が多い方ほど
硬直しやすいということです
急死の場合も強く硬直が
表れやすくなります

硬直はマッサージにより
改善できますので
口閉じ、お着替えなどは
硬直が始まってからでも
執り行えます
ご逝去後、
口があいていることがあり
ご遺族様が不安になることも
あると思います
通常は葬儀社のスタッフが
ご安置後ご遺体の確認をし
処置をしてくれるはずです
もしも、すぐに処置が
出来ない状況の場合
顎の下に巻いたタオルを
あてて閉じさせれば十分です
これはご遺族様でも
出来る処置となります
しばらくして硬直が見られたら
タオルを外します
ただし、長期間顎の筋肉を
使っておられなかったご遺体は
口が硬直せず時間が経過しても
閉じない場合もあります

その際も葬儀社のスタッフか
納棺師が綿花などでお口を
閉じる処置をしてくれます
特に鼻や口の中は
多くの細菌が残っているので
衛生面からも処置が
必要になります


※いまだに病院で顎を
 閉じさせるためにバンドなどを
 顔にしていることがありますが、
 痕がついて取れなくなったり
 お顔が腫れたり、苦しそうな
 お顔になったりと害を生じる
 ことが多いので
 あまりおすすめできません

※関節自体が固まっている場合
 長期間寝たきりで亡くなった場合、
 肘や膝などが曲がったままの
 ご遺体があります
 お柩に納棺する際にご遺族様から
 まっすぐ出来ないかと相談を受けます
 ただしそれは故人様を
 骨折させる状態になります
 ご遺体の尊厳を守る観点からも
 そのままの状態でいいのでは
 ないかと考えます
 タオルなどでご遺体の体位を
 変えたりすることは可能ですし
 山型の柩であれば曲がったままでも
 きれいにご納棺出来る事が多いです
 (現在は山型の柩が一般的です)

akitsusousai

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