今回は十三宗派のひとつ
天台宗の開祖・最澄について
簡単にまとめました。
天台宗は中国発祥のため
最澄は日本天台宗の開祖となります。
最澄は8世紀中ごろ
国滋賀郡古市郷(大津市)
に生まれます。
幼少期より神童と言われるほど
聡明であったと
伝えられています。
12歳で近江の国分寺に入り
15歳で得度
20歳で東大寺戒壇院にて
具足戒をうけ僧侶となります。
その後比叡山にて厳しい修行を開始します。
厳しい自然環境と貧困の中で
ひたすら経典に接する日々を
10年近く続けたそうです。
30歳の時には高い評価を
受けるようになっており
遣唐船の派遣にも
特権的身分を与えられ
船出をしました。
ちなみにこの遣唐船には
ライバルと言われる空海も
違う船ですが同じ遣唐船団の一員でした。
天台教学、密教、禅を学びます。
帰国したのちは天台宗の
国家公認を与えられ
比叡山延暦寺の基礎固めに入ります。
延暦寺は色々な仏教を学ぶ
総合大学でもあり
後の浄土宗の開祖法然
浄土真宗の開祖親鸞
曹洞宗の開祖道元
日蓮宗の開祖日蓮などが
若いころに延暦寺で学んでいます。
そのことからも最澄は
現代仏教の礎を築いた
人物ともいわれます。