今回は時宗の開祖一遍について
簡単にまとめました。
一遍は伊予国(愛知県)で
豪族の子として生まれました。
10歳で出家し、法然(浄土教の開祖)の
孫弟子である聖達の弟子となり浄土教の
信仰を身に着けます。
その後さとりを開いた一遍は
住居を捨て家族と離れ質素な格好で
念仏を説きすすめる流浪の生活を始めます。
一遍が「捨聖」「遊行上人」と呼ばれたのは
このような経緯からでした。
一遍は賦算と踊り念仏という独自の
布教の方法で人気をはくしたそうです。
※賦算とは今でいうビラ配りのような
ものだったようです。
「南無阿弥陀仏」と書いた札を
配り歩きました。
※踊り念仏は盆踊りのルーツとの
見方もあります。
南無阿弥陀仏という名号そのものに
絶対的な力があると信じた一遍は
その布教に生涯をささげ
51歳で入滅しました。