相続の話①
相続手続きとは
ある方が亡くなりその故人が所有していた
財産等を相続人の方々で引き継ぐ手続き
のことをいいますが、一般的には
相続人全員で遺産の分け方を協議し
全員が納得しなければ手続きを
進めることが出来なくなります。
今回は故人名義の土地に相続人が
家を建てていた場合の話です。
土地は故人様名義のものなので
相続手続きの対象になります。
つまり、相続人全員で協議して納得いく
方法で分配しなければなりません。
一方で家の持ち主はその土地を自分名義に
したいと考えます。
相続人全員が事情を理解して家の持ち主に
土地を相続させることに同意してくれれば
いいのですが、相続人全員の納得が
得られない場合は難航します。
一例として遺産がその不動産しかなく
ほかの相続人が不公平を感じる場合など
です。
土地を譲るかわりにその価値に見合う金銭を
要求される場合もありえます。
金銭で解決できればいい方ですが
協議が整わず調停などと事態が大きくなって
いくことも考えられます。
相続人は通常、兄弟姉妹がなることが多いので
そうなると兄弟姉妹の関係も非常にぎくしゃく
したものになりかねません。
このような事態に陥らないために生前に
対策をすることも大切です。
